愚鈍人のブログ - げげげの時代-悪魔くん
なきながら~つづったしゃしんを~
すっかり、テレビのゲゲゲの女房を観るようになってしまった。
子供の頃、観ていた水木しげるさんの漫画(いや、劇画といった方がよいのか)の裏に、こんなエピソードがあったのかと興味深く観ている。
世間には、恐らく、私のように朝の連続テレビ小説にはあまり縁が無いが、昔の漫画に興味があって観ている人も多いのではないかと思う。
物語は、悪魔くんのテレビ放映のところまできた。
YouTubeを探したら、「BSマンガ夜話」という番組で「悪魔くん千年王国」についてとりあげていたビデオがアップされていて、水木漫画についての面白い論評がいろいろと語られていた。
夏目房之介さんたちの解説を聞くと、水木漫画にはこんな見方もできるのかと、非常に面白かった。
また、私の忘れかけた記憶の中には、悪魔くんは貸本版と少年マガジン版の2つしか無いと思っていたが、Wikipediaによると悪魔くんにはもっといりいろなバージョンが存在するらしい。
ゲゲゲの女房の登場人物も、いったい誰がモデルになっているのか興味がわくところで、ネットで調べてみるとやはり気になっている人が多いらしく、いろいろなところで話題になっていた。
私の予測どおり、村上弘明さん演じる「ゼタ」の編集長は、「ガロ」の編集長だった長井勝一さんとの事だった。
悪魔くんの貸本版を出版した編集者は、「桜井昌一」さんだそうである。
桜井昌一さんというと、さいとう・たかをさんとともに「劇画集団」をたちあげた人たちの中にいたような。
いずれも、メジャーでは無いが知る人ぞ知る有名人のようである。
また、ゲゲゲの女房に出てくる水木さんの助手の人たちも、きっと後に有名な漫画家さんになった方がモデルだろうと思っていたら、池上遼一さんと、あのねじ式で有名なつげ義春さんだそうである。
私は、トキワ荘のメジャーな有名どころの漫画家さんたちよりも、個性の光る「ガロ」や貸本漫画出身の人たちの作品の方が好きなので、なつかしく想いだされる。
ところで、あのねずみ男のモデルも実在するらしい。