愚鈍人のブログ - 書を捨てよ、旅に出よう。カテゴリのエントリ
以前に「2010年利根川の旅(菜の花と赤岩渡船と荻野吟子と福川水門と)」でも、少しふれたが、利根川の埼玉県側の赤岩渡船の近くに、 荻野吟子記念館という建物があります。
知らなかったが、荻野吟子さんといのは、なんでも、日本人初の女医という事で、有名な偉人らしい。
日本の女医第1号というと、ポーラテレビ小説の「オランダおいね」という、大昔にTBSのテレビドラマでやっていたシーボルトの娘(楠本イネ)かと思っていたが。
そういえば「オランダおいね」を昔、母がよくみていたっけ。
他にも、やはり、TBSドラマの「JIN-仁-」に出てきた「さき」を想い出したりもする。
関係無いが、ついでに、麻酔薬の人体実験のモルモットになった「華岡青洲の妻」を連想したりもする。
ジョギングのトイレ休憩で「荻野吟子記念館」にたまたま立ち寄って、ちょっと中をのぞいてきたので、紹介します。
小説や漫画の題材にもなった人で、「命燃えて 」という題で、三田佳子さんの主演で、
新橋演舞場でも舞台化されたようです。
舞台化された時の衣装や、お芝居の写真などが展示されていました。
石原良純さんや金田龍之介さんも出ていたようです。
また、テレビドラマ(三田佳子さんの主演ではないが)にもなったようです・
荻野吟子さんゆかりの品々や、年表等の展示もありました。
記念館の外の様子は「2010年利根川の旅(菜の花と赤岩渡船と荻野吟子と福川水門と)」をみてください。
肖像画がありました。
家計図です。
吟子さんゆかりの人が
ゆかりの品々が
舞台の様子
漫画にも
舞台の衣装も
最近の天候は、暖かい日と寒い日の差が極端である。
天気の良い暖かい日があったので、久しぶりに利根川の土手道をジョギングしてきた。
今回はあまり無理をせず、利根大堰から利根大堰から刀水橋方面へ片道5kmくらいのところまで行ってきた。
行きはジョギングを楽しみたかったので、写真をいっさい撮らずひたすら走った。
桜の花が終わったと思ったら今度は菜の花のシーズンである。
利根大堰付近はあまり咲いていなかったが、いつの間にか道の脇には菜の花がいっぱい。
疲れてきたのと、ひとけのあまり無い土手の下にバスが止まったので不思議に思い、一休みして土手の下を散策。
バスは熊谷駅行きとなっていた。
赤岩渡船(あかいわとせん)という渡し舟があって川向こうまで渡れるらしい。
バスでここまで来て渡し舟に載って群馬方面へ行ったり,逆に船から下りてバスで熊谷方面へ行き来するようになっているようだ。
「赤岩渡船の由来」についての掲示板がある。
船の乗り場から利根大堰方面、水資源開発公団の鉄塔が見える。
川の反対岸の船の乗り場。
良く見えないが川岸に小さく白く写っているのが渡し船。
船と舟の違いって?
土手の下から福川水門という水門が小さく見える。
土手の下にも菜の花が。
河川敷にサッカー場がある。
土手を登って、帰り道を利根堰方面へ。
福川水門が少し大きくなってきた。
途中に、「荻野吟子生誕之地」と書いてある小さな公園がある。
荻野吟子さんて誰だろう?
私は流れ流れて行田市にたどりついた人間なので、あまりここらへんの事はよく知らない。
銅像までつくられている。
きっと、偉い人なのだろう。
ここは熊谷市指定文化財になっているようだ。
公園の中の掲示物に、日本の女医第一号と書いてある。
女優の三田佳子さんがお芝居で荻野吟子さんの役を演じたのだろう。
帰って調べて見たら「命燃えて(いのちもえて)は、渡辺淳一原作『花埋み』を基にし、1998年に新橋演舞場にて初公演された、演劇作品である。」とある。
利根川の土手につうじる、公園の入り口の階段の脇にも菜の花がいっぱいに咲いていた。
刀水橋方面を振り返ってみる。
福川水門がさらに近づいてきた。
小さくてよく見えないが川の真ん中でヨット(?)を楽しむ人が。
川の中に小さな島がある。
福川水門で小さな川が利根川と合流する。
ここいらへんは酒巻という地名で、行田市を舞台にした小説「のぼうの城」の登場人物で成田家3家老の1人「酒巻靱負(さかまきゆきえ)」とゆかりのある場所らしい。
小さな川と利根川の合流地点
いつものように、最後は風車のある公園に到着。
前回は冬の真っ最中であったが、もう大分暖かくなってきた。
とは言っても暖かくなったり寒くなったりと温度差が大きい。
さきたま緑道は武蔵水路沿いにある。
武蔵水路は利根川からJR北鴻巣駅付近までずっと続いていてかなりの長い区間桜が咲いている。
今回は緑道の行田市側の開始点から古墳公園へ通じる横道のある地点を中心に紹介する。
桜が満開である。
温度差が大きい年は桜の咲いている期間も長くなるらしい。
水路の反対側の脇の道。
ところどころに面白い形をしたオブジェが置かれている。
歩行者用と自転車用の道に分かれているが散歩をしている人はかまわずけっこう自転車用の道を歩いている
ジョギングをしている人はどっちの道?
小さな川が
ここにもオブジェが
反対側にはスバル自動車さきたまガーデンの建物があり、なぜかしら飛行機がかざってある。
緑道の終わりの北鴻巣までえんえんとオブジェが。
古墳公園へつうじる横道が見える。
古墳公園方面への道は桜が満開だ。
またまたオブジェが。
17号パイパスの近くにも桜が。
少し前の話題ではあるが行田市が舞台の歴史小説「のぼうの城」が面白いと話題になっている。
映画化される予定であるという。
周りの善良(?)な行田市民の影響もあり読んでみたら登場人物の性格描写が結構面白い。
行田だけでなく全国的に売れている本らしいので、結構知っておられる方も多いと思うが、
話の内容は石田光成が行田にある忍城という城を水攻めにした時の話である。
利根川と荒川の水を引き込んでかなり大規模な水攻めであったらしい。
私がいつもジョギングしているさきたま緑道の中間点くらいに「石田堤ー県指定史跡」と書いてある標識がある。
いつも何があるんだろうと気になっていたが、この水攻めをおこなった時に石田光成が築いた堤跡だった。
今は、当時の面影はほとんど無く小さな公園になっているとの事で、気になって訪れてみた。
小さな土手があるだけだった。
おりしもサクラの季節である。
公園があった。
ひとけももあまり無く、親子連れが1組だけ遊んでいた。
後ろに上越新幹線の高架橋が見える。
公園の中に当時の様子についての掲示板があった。
ここら辺は行田市ではなく吹上(鴻巣市)で、となりに旧吹上町のプールがある。