愚鈍人のブログ - 201007のエントリ
なきながら~つづったしゃしんを~
すっかり、テレビのゲゲゲの女房を観るようになってしまった。
子供の頃、観ていた水木しげるさんの漫画(いや、劇画といった方がよいのか)の裏に、こんなエピソードがあったのかと興味深く観ている。
世間には、恐らく、私のように朝の連続テレビ小説にはあまり縁が無いが、昔の漫画に興味があって観ている人も多いのではないかと思う。
物語は、悪魔くんのテレビ放映のところまできた。
YouTubeを探したら、「BSマンガ夜話」という番組で「悪魔くん千年王国」についてとりあげていたビデオがアップされていて、水木漫画についての面白い論評がいろいろと語られていた。
夏目房之介さんたちの解説を聞くと、水木漫画にはこんな見方もできるのかと、非常に面白かった。
また、私の忘れかけた記憶の中には、悪魔くんは貸本版と少年マガジン版の2つしか無いと思っていたが、Wikipediaによると悪魔くんにはもっといりいろなバージョンが存在するらしい。
ゲゲゲの女房の登場人物も、いったい誰がモデルになっているのか興味がわくところで、ネットで調べてみるとやはり気になっている人が多いらしく、いろいろなところで話題になっていた。
私の予測どおり、村上弘明さん演じる「ゼタ」の編集長は、「ガロ」の編集長だった長井勝一さんとの事だった。
悪魔くんの貸本版を出版した編集者は、「桜井昌一」さんだそうである。
桜井昌一さんというと、さいとう・たかをさんとともに「劇画集団」をたちあげた人たちの中にいたような。
いずれも、メジャーでは無いが知る人ぞ知る有名人のようである。
また、ゲゲゲの女房に出てくる水木さんの助手の人たちも、きっと後に有名な漫画家さんになった方がモデルだろうと思っていたら、池上遼一さんと、あのねじ式で有名なつげ義春さんだそうである。
私は、トキワ荘のメジャーな有名どころの漫画家さんたちよりも、個性の光る「ガロ」や貸本漫画出身の人たちの作品の方が好きなので、なつかしく想いだされる。
ところで、あのねずみ男のモデルも実在するらしい。
以前に「2010年利根川の旅(菜の花と赤岩渡船と荻野吟子と福川水門と)」でも、少しふれたが、利根川の埼玉県側の赤岩渡船の近くに、 荻野吟子記念館という建物があります。
知らなかったが、荻野吟子さんといのは、なんでも、日本人初の女医という事で、有名な偉人らしい。
日本の女医第1号というと、ポーラテレビ小説の「オランダおいね」という、大昔にTBSのテレビドラマでやっていたシーボルトの娘(楠本イネ)かと思っていたが。
そういえば「オランダおいね」を昔、母がよくみていたっけ。
他にも、やはり、TBSドラマの「JIN-仁-」に出てきた「さき」を想い出したりもする。
関係無いが、ついでに、麻酔薬の人体実験のモルモットになった「華岡青洲の妻」を連想したりもする。
ジョギングのトイレ休憩で「荻野吟子記念館」にたまたま立ち寄って、ちょっと中をのぞいてきたので、紹介します。
小説や漫画の題材にもなった人で、「命燃えて 」という題で、三田佳子さんの主演で、
新橋演舞場でも舞台化されたようです。
舞台化された時の衣装や、お芝居の写真などが展示されていました。
石原良純さんや金田龍之介さんも出ていたようです。
また、テレビドラマ(三田佳子さんの主演ではないが)にもなったようです・
荻野吟子さんゆかりの品々や、年表等の展示もありました。
記念館の外の様子は「2010年利根川の旅(菜の花と赤岩渡船と荻野吟子と福川水門と)」をみてください。
肖像画がありました。
家計図です。
吟子さんゆかりの人が
ゆかりの品々が
舞台の様子
漫画にも
舞台の衣装も
プライミーバルの第3章が、いよいよはじまった。
とはいえ、もう第2話まで放送されてしまったけれども。
前2シリーズと異なり、内容も複雑になってきた。
亀裂調査センターの他に、軍の組織(MI5とかMI6とかいっていたので諜報機関?)もからんできて、
ヘレンの動きとあわせて、3つ巴の様相だ。
個性的な新メンバーも加入されて、これからますます楽しみだ。
宇宙人のような、奇怪な生物もでてきた。
軍の特殊部隊が探している謎の物体は何だろう?
ヘレンはカッター教授の髪の毛を持ち帰って、何をする気だろう?
ひょっとして、髪の毛からDNAを採取して、カッタ教授のクローン人間でも造り出そうとしているのだろうか?
大人のままのクローン人間なんて、造れるんかいな?
シーズン5まで製作が決まっているようなので、今後も楽しみだ。
多分、最後も謎のまま終わってしまうのだろうけど、もっともっと長く続けて欲しい。
なきながら~つづったしゃしんを~
NHKの朝の連続テレビ小説などバカにして、あまり見なかった私だったが、 女房につられて、最近「ゲゲゲの女房」を見るようになった。
他の連続テレビ小説と、多分、特に変わっているわけではないと思うのだが、 子供の頃に、水木しげるさんの作品のファーンだった私には、非常に懐かしく感じられて見ていて面白い。
貸本マンガの「鬼太郎夜話」や「悪魔くん千年王国」,別冊少年マガジンに載った 「テレビくん」。
週刊少年マガジンに不定期に掲載されて、その後連載になった「墓場の鬼太郎」。
「墓場の鬼太郎」は当初、人気投票で最下位だったとのことであるが、 わたしたちの仲間の中では、静かな人気となっていたと思う。
水木マンガというのは、怪奇漫画ではあるのだが、楳図かずおさんの漫画とちがって、 ちっとも怖くなくて、とぼけた不思議な世界であった。
よく覚えていないが、多分、私は少年マガジンで水木さんのマンガに興味を持ち始めて、 それから、それより前の貸本漫画や、「月刊漫画ガロ」を読みあさるようになったと思う。
ガロといえば、独特の個性のある作家の作品が載っていて、これもまた非常に面白かった。
水木さんの作品といえば、NHKで放送された「総員玉砕せよ!」等の下級兵士(?)から見た戦記ものも良い。
多分、これから「ゲゲゲの女房」の話は、水木さんの短編「怪物マチコミ」のように、水木さんの才能がマスコミによって吸い取られる時代の話につながっていくのでは。