愚鈍人のブログ - あの日にかえりたい -げげげの時代
なきながら~つづったしゃしんを~
NHKの朝の連続テレビ小説などバカにして、あまり見なかった私だったが、 女房につられて、最近「ゲゲゲの女房」を見るようになった。
他の連続テレビ小説と、多分、特に変わっているわけではないと思うのだが、 子供の頃に、水木しげるさんの作品のファーンだった私には、非常に懐かしく感じられて見ていて面白い。
貸本マンガの「鬼太郎夜話」や「悪魔くん千年王国」,別冊少年マガジンに載った 「テレビくん」。
週刊少年マガジンに不定期に掲載されて、その後連載になった「墓場の鬼太郎」。
「墓場の鬼太郎」は当初、人気投票で最下位だったとのことであるが、 わたしたちの仲間の中では、静かな人気となっていたと思う。
水木マンガというのは、怪奇漫画ではあるのだが、楳図かずおさんの漫画とちがって、 ちっとも怖くなくて、とぼけた不思議な世界であった。
よく覚えていないが、多分、私は少年マガジンで水木さんのマンガに興味を持ち始めて、 それから、それより前の貸本漫画や、「月刊漫画ガロ」を読みあさるようになったと思う。
ガロといえば、独特の個性のある作家の作品が載っていて、これもまた非常に面白かった。
水木さんの作品といえば、NHKで放送された「総員玉砕せよ!」等の下級兵士(?)から見た戦記ものも良い。
多分、これから「ゲゲゲの女房」の話は、水木さんの短編「怪物マチコミ」のように、水木さんの才能がマスコミによって吸い取られる時代の話につながっていくのでは。