Arm版Windows 10 と モバイル向けcpu

《 初回公開:2020/02/01 , 最終更新:未 》

【 目次 】

'Arm版Windows 10'というのがあるらしい。
これっていったい何だろう?

通常、Windowsはインテル系のCPUが使われていて、64bitC版Windowsの場合、x64と呼ばれるAMD64互換のCPUが使われている。
また、32bitC版Windowsの場合、x86と呼ばれるインテルの32bitCPU・IA-32アーキテクチャ互換のCPUが使われている。

これに対して、ARMといのはARMというメーカが開発したCPUであって、スマホやタブレット等の多くのモバイル危機に使用されているCPUの事。
このCPUを使う事で低消費電力,小型・軽量なWindowsOSを搭載したモバイル機器を実現できる。
マイクロソフトソフトがモバイル向けにWindowsを売り込もうという魂胆なのだろう。

但し、いい事ばかりでは無くてインテル系CPUのx86やx64とアーキテクチャ,マシーン語が異なるためアプリケーションの互換性が無い。
新たにARM版CPU向けにアプリケーションを移植する必要が出てくる。

armとは

arm cpu 比較

低消費電力でもスマホ,タブレット等のモバイル機器向けのCPUという事になるようで組み込み機器としても向いているという事のようだ。

  • ARM入門者のために、「組み込みARMとは何か」を解説します - EIPC

    組込みシステムとは(またはエンベデッドシステムともいいますが)、デジタル機器や家電製品などに組み込まれ、特定の機能を実行するコンピュータシステムのことです。そして組み込み開発は、一般的な情報システムの開発と比較して、「性能が低い」「メモリーが少ない」「高度なリアルタイム性」が求められる実行環境、CPUの種類が多く、CPU毎に変わる開発ツールと開発環境、そして、ソフトウェアの変更や更新が複雑な場合が多いという運用環境が特徴です。

Windows RT

Windowsには勝手、組込みシステム向けに'Windows RT'というものがあって

'Arm版Windows 10'といのはかって失敗したモバイル機器向けのWindows RTに代わってもう一度スマホやタブレット向けのWindowsを普及させようとするもくろみなのだろうか。

スマホのcpuではarmのシェアが圧倒的

ソフトバンクグループが2016年3.3兆円で世界シェア9割超のarmを買収

スマホ cpu シェア arm

SoC - スマホのcpu

ちなみにスマホ向けのcpuをSoC(System on a Chip,エスオーシーあるいソック)というらしい。

スマホ等のモバイル組み込み機器用のicチップには軽薄短小,省エネが求められる。
一つのicチップにcpuやその周辺機能 - メモリーやGPU(グラフィック),通話や通信を処理するベースバンド等を一つのチップに押し込めてしまえばいいという発想。

SoC DRAM NAND

ページのトップへ戻る