人間ドッグ

人間ドックを受診したら、あっちこっちに異常が、
気になったのでいろいろ調べてみた。

初回公開:2018/07/02
最終更新:2018/11/07

【 目次 】

人間ドック

スクリーニング検査

人間ドック スクリーニング検査

人間ドックは、私たちの身体に異常が起きていないかを定期的に点検するところ。

人間ドックは病気の精密検査や治療を目的としたものではなく「スクリーニング」の役割があります。あくまで「病気の疑いがないかどうか」「病気の早期発見」「病気にならない生活習慣づくり」を目的としたものです。

スクリーニング検査というのは

無症状の者を対象に、疾患の疑いのある者を発見することを目的に行う検査。例えば、胃がん検診の胃部間接X線撮影、大腸がん検診の便潜血検査などが、これにあたる。


前日の運動は控えめに

人間ドックの基準値

日本人間ドック学会の基準

健診基準値が厳しすぎて健康な人でも上限超えてしまう

尿

尿蛋白が±

血液中に含まれている尿たんぱくは、体に必要な物質であるために尿中に排泄されることはほとんどありません。
血液中の物質はすべて腎臓の糸球体でろ過されますが、タンパク質は大きさと電荷によるフィルターで、尿中には出ていきにくくなっています。仮に出ていったとしても、尿細管で体に再吸収されます。
しかしながら腎臓や尿細管などに障害が起こって機能が低下すると、尿中に蛋白質が漏れ出てしまいます。尿定性の結果、陽性(+)であれば異常と考え再検査を実施します。
ただし尿蛋白は、身体に異常がなくても認められることが少なくありません。

発熱時や激しいい運動後
精神的なショックや一時的な疲れ
起立性(体位性)蛋白尿:重力がかかって物理的に腎うっ血で陽性になることがあります。

再検査を行っても異常値が認められる場合は、腎臓疾患や糖尿病、膠原病、尿路感染症などが疑われます。

健康診断(尿検査)においては、尿たんぱくの数値は-(マイナス)で陰性とされ、これが正常値となります。+(プラス)は陽性、±(プラスマイナス)は弱陽性となり、要注意です。また、+2は強陽性となり、腎臓や尿路に何らかの障害が起きていることが推定されます。

尿たんぱくが出たからといって、必ずしも病気だとは限らないことには留意しておく必要があります。
激しい運動の後や、高熱を伴う風邪などでも、一時的に腎機能が低下して尿たんぱくが陽性になる場合があります。特に若い人で尿たんぱくが陽性となり、こうした要因に心当たりがある場合は、いったん期間を置いてから再検査してみるのがよいでしょう。

大腸

便潜血 一回だけ陽性、
痔の出血と思い込まないで。

便潜血反応が一回でも陽性と出た方は、大腸内視鏡検査が必要です。

血便が出たとき、「痔の出血だろう」と考えて放置しておくのは危険です。特に40代以上の方では大腸がんの可能性があるので、血便が出た場合には大腸内視鏡検査をお勧めしております。
当院は大腸肛門専門のクリニックですので、「血便が出た」「痔から出血した」といって受診される方がたくさんいらっしゃいます。診察してみると、痔から出血していることがもっとも多いのですが、そうとも言い切れない場合もよくあるのです。

検便で異常が無くても、大腸内視鏡検査の検査を受けた方がいいみたい。 検便1回の検査で45%,検便2回の検査でも70%くらいしか発見できないそうだ。

  • 大腸がんにならないぞSP - NHK ガッテン!

    実は、便潜血検査の採便1回あたりのがん発見率は45%程度とそれほど高くありません。しかし、
    現状の便潜血検査では2日分の便を提出するため、2回分で発見率は70%にまで上がります。

大腸内視鏡検査

便潜血が一回だけ陽性になっても大腸内視鏡検査を受けた方が良いという事で病院に行ってきた。
病院から渡された資料によると、便潜血が二回とも陰性でも大腸癌の可能性もあり、たまに大腸内視鏡の検査を受けた方が良いようだ。

でも、検査は前日からの準備が必要で、結構大変。
以前検査を受けた人の話ではもうにどとやりたくないと言っていた。

前日の朝食は消化の良いものをとの事だがどんな食べ物が消化が良いのだろう?
病院によって若干違いがあるようだが、

○食べてよいもの 白米(おかゆ)・食パン・うどん・鶏肉・白身魚・豆腐・卵・コンソメスープ カロリーメイト(ドライフルーツやナッツ類が入っていないもの)

○飲んでよいもの お水・緑茶・ウーロン茶・スポーツドリンク・ゼリー飲料(透明で果実の入っていないもの)

✕食べてはいけないもの 野菜類・海藻類・こんにゃく・きのこ類・ゴマ・豆類・脂肪の多いもの(肉類、揚げ物、ラーメン)→繊維の多く入ったもの、脂っこい物は消化しづらく腸に残ってしまう 果物(イチゴ・キウイなど)→種が多く腸に残ってしまう 乳製品→腸壁に付着し検査の妨げになる(鮮明に画像が見られなくなる)

✕飲んではいけないもの 牛乳などの乳製品飲料→腸壁に付着し検査の妨げになる(鮮明に画像が見られなくなる) 100%ジュース→野菜や果物のカスが腸壁に付着し検査の妨げになる アルコール→腸が動きすぎて観察しにくくなる、出血のリスクにつながる

△コーヒー・紅茶 飲めるけれど、夕食以降は禁止

【食べてはいけないもの】 ・そば・ラーメンなどの麺類 ・玄米(胚芽米・発芽玄米・雑穀米など) ・ごま・ピーナッツ ・野菜・果物・豆類・こんにゃくなど ・海藻類(海苔・わかめ・昆布・ひじきなど) ・きのこ類(椎茸・エノキタケ・マイタケなど) ・漬け物・ネギ・薬味・ふりかけ・牛乳・ヨーグルトなど ・ジャム・マーマレード・バター・マーガリン・チーズなど

【食べてよいもの】 ・うどん・そうめん ・パン(雑穀やライ麦やドライフルーツなどが入っていないもの)、 ・はちみつ(ジャムやバター、マーガリンやマーマレードは×) ・卵・豆腐・豆乳(牛乳やヨーグルト、チーズは×) ・肉・ハム・ベーコン・ウインナー・コンソメスープなど ・白米・おかゆ ・豆腐の味噌汁 ・魚・ちくわ・かまぼこ ・うどん(ネギ・薬味・わかめが入っていないもの) ・牛丼・親子丼・うな丼・かつ丼 ・お寿司(にぎりはOK。巻きずし・ちらし寿司・しょうがは×)

納豆はダメなようだ。

× 前日に避けた方がよい食べ物(消化のよくない食べ物)

×穀類・豆類    玄米・発芽米・麦 ごま 納豆 枝豆 ピーナッツ つぶあん

豆類 … 納豆、大豆(豆腐はOK)、エンドウマメ、インゲンなど

病院から渡された使用には、コーヒは砂糖入りは良いがミルク入りはダメとの事。

砂糖の入っていない飲み物、水やブラックコーヒーなどは、検査の2時間前まで飲んでもかまいません。但し、上部内視鏡検査も同時に行う場合、前日の夜12時以降は絶飲食すること。

アルコールは当然前日から禁止、
水やブラックコーヒーなどは、検査の2時間前まで飲んでも良いみたい。

前日は運動しても大丈夫なのだろうか?
調べてみたが運動をしてはダメという記事は見当たらなかった。
ので、私は少し軽めながらいつものとうりジムでエアロビ,水泳などで汗を流した。

血液一般・貧血

赤血球 白血球 血色素量 へマトリックス値

血色素量というのはヘモグロビン濃度の事。

へマトリックス(赤血球容量)値とは この値が低いと血が薄いか貧血気味で、体への酸素供給能力が落ちていることが予想される。

一定量の血液中に含まれる赤血球の割合を示すのが、赤血球容量(ヘマトクリット)です。この値が低いと血が薄いか貧血気味で、体への酸素供給能力が落ちていることが予想されます。値が高いときは血がドロドロに濃いことを意味し、血流が悪くなったり、血管が詰まりやすくなっているおそれがあります。

赤血球数 白血球数 血色素量 へマトリックス値 低いと

赤血球数が低いと

鉄欠乏性貧血
がん,臓器からの出血
腎性貧血

血色素量(ヘモグロビン量)が低いと

鉄欠乏性貧血
悪性貧血
白血病
多発性骨髄腫

白血球数が低いと

再生不良性貧血
ウィルス性感染症
エイズ

鉄欠乏性貧血,悪性貧血

悪性貧血とか貧血の種類は

腎性貧血とは

ヘモグロビンが低い

最も多い理由は鉄分不足!

鉄欠乏性貧血になる原因として、(1)胃や十二指腸の潰瘍・炎症・痔・癌などによる消化管からの出血、月経による出血(出血=ヘモグロビンとして鉄が失われます)、(2)偏食による食事からの鉄分の摂取不足、(3)胃切除などによる吸収障害、(4)からだの成長や妊娠に伴う鉄需要量の増大などがあります。一般的に、若い男性では胃や十二指腸の潰瘍や痔、若い女性では月経やダイエットによる鉄の摂取不足、中年女性では子宮筋腫による月経過多が原因となることが多く、さらに男性女性ともに中高年以降では、胃癌や大腸癌が原因となることがあり、注意が必要です。

運動による汗で鉄分が失われる
アルコールの取りすぎでも鉄分が不足

赤血球数 白血球数 血色素量 へマトリックス値 低い 運動

ヘモグロビンの数値を増やすためには、有酸素運動が効果的
でも、激しい運動をし過ぎると逆にヘモグロビン量が低くなってと貧血になる

ヘマトクリットが高いと

ヘマトクリットが高くなる原因として体表的なものは脱水症です。これは脱水症により血液が濃くなりすぎてしまいます。それにより血管を詰まらせたり血栓などができやすくなることもあります。

血栓 コレステロール
動脈硬化と血栓症

赤血球数と白血球数と血色素量(ヘモグロビン濃度)が少ない。

血液サラサラの薬(バファリン配合錠A81)を飲んでいて貧血の場合は、薬の副作用を疑った方が良いかも。

  1. 再生不良性貧血,血小板減少,白血球減少
    再生不良性貧血,血小板減少,白血球減少があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.

再生不良性貧血とは
白血球、赤血球、血小板が少ない

再生不良性貧血は血液中の白血球、赤血球、血小板のすべてが減少する疾患です。

好酸球 高い

私の場合は皮膚科の先生から大人のアトピーと言われているのでアレルギーが原因かな?

脂質 - コレステロールや中性脂肪

コレステロールの高いとさまざまな病気の原因となると言われている

LDL(悪玉コレステロール)とHDL(善玉コレステロール)

悪玉コレステロール(LDL)は肝臓で生成されたコレステロールを全身に運ぶ役割をしています。
一方、善玉コレステロール(HDL)は体内で余った悪玉コレステロールを肝臓に戻す働きをしていています。
この2つのコレステロールはどちらも人間の体にとって必要であり、数値が高すぎても低すぎてもよくありません。

善玉コレステロールはプラークを小さくして動脈硬化を直してくれる。

一方、回収トラックは、細胞から余分なコレステロールを回収する役割なので“善玉”と呼ばれます。
でも、これまではプラークを小さくする程の力はないと考えられていました。
ところが最近では、それができるということが分かってきたのです。
回収トラックは、いったん進んでしまった動脈硬化を改善してくれる、まさに“善玉”コレステロールだったのです。
...
善玉コレステロールを増やすには、運動が有効。(特に有酸素運動)
運動には悪玉コレステロールを直接下げる効果はない
運動で善玉コレステロールが増えた場合総コレステロールが増えてもOK

健康診断で「総コレステロールだけ高い」という結果
でも総コレステロールだけ高くても問題ない

あなたの場合、総コレステロール値が高いのはHDLコレステロール(善玉コレステロール)が高いためですからあまり心配することは無いでしょう。
...
LH比は2.0以下、non-HDLは90~149が基準です。

そもそも人間ドッグのコレステロールの基準値が厳しすぎる。

また、日本人間ドック学会によれば、140-199mg/dlが基準範囲となっています。
...
健康な人であっても、性別や年齢によっても基準値を超えてしまうことがあり、現在使われている基準値は厳しすぎるとの研究結果をまとめました。
日本人間ドック学会が発表した健康診断の新基準値は次の通り。
総コレステロール値(男性) 151〜254mg/dl
総コレステロール値(女性 30〜44歳) 145〜238mg/dl
総コレステロール値(女性 45〜64歳) 163〜273mg/dl
総コレステロール値(女性 65〜80歳) 175〜280mg/dl
また、コレステロールを下げる医療を推進する他の学会に対して、ガイドラインを改めるように緊急提言−日本脂質栄養学会によれば、脂質栄養学会はコレステロールの上限値を決めることは良くなく、コレステロールを下げるための投薬こそが健康にとって良くないと、コレステロールの上限値を定めているその他の学会のガイドラインを改めるように提言を行いました。
以前紹介した高コレステロール=長寿、脂質栄養学会が指針(2010年)によれば、脂質栄養学会は、高コレステロールの方が長生き(コレステロールが高いほど死亡率が低かったとの大規模研究)であることやコレステロールを下げる薬を服用しても心臓病の予防効果は見られないとする海外の近年の研究から指針をまとめていました。

コレステロールの高いことをあまり心配する必要は無い。

そもそも、コレステロールは体に必要なもの。

コレステロールは、細胞膜を作る原料であったり、筋肉を作るホルモンの材料であり、体にとって欠かせないものである。
ただ、血液中のコレステロールが多い状態が長く続くと、動脈硬化を起こし、動脈硬化が進行すると、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす原因となるため、注意が必要である。
なお、コレステロールの値が高いからといって、全員が動脈硬化になるわけでもない。

LH比とは

LH比は、「LDL(悪玉コレステロール)」÷「HDL(善玉コレステロール)」で求められます。
...
2・0以下が基準値で、それ以上は動脈硬化を起こしやすくなり、2.5以上になると、心筋梗塞などのリスクが急増します。

コレステロールの高い食品を食べるたから言ってコレステロール値が高くなるわけではない。

今までの常識では、コレステロールの高い食品を食べるとコレステロール値が高くなるので避けましょうというものでした。
しかし、実際は、1日に必要な量の約80%ものコレステロールが、肝臓をはじめ体内で作られており、食物から摂取するコレステロールは約20%なのです。
また、番組によれば、日本人の半分以上が、コレステロールを含む食品を摂ったとしても、悪玉コレステロール値は上がらないとの報告もあるそうです。

コレステロールが含まれているの食べ物を摂取したからと言ってコレステロール値が高くなるわけではない。
卵はコレステロールが含まれているので食べないようにしていたのだが...

ではどうすれば良いか

注意すべきは
レムナントコレステロールnon-HDLコレステロール

血管に入り込んでいたコレステロールの7割がレムナントコレステロール

実は誰の検査表でも「善玉」と「悪玉」の数値を足しても「総コレステロール」にはならないんです!この足りない分は一体なんなのか・・・?その多くは「レムナントコレステロール」。「レムナント」とは英語で「残り物」の意味です。
...
あくまでウサギの実験ですが、動脈硬化を起こしたウサギの血管を調べてみたら、血管に入り込んでいたコレステロールの7割がレムナントだったという報告があります。

non-HDLコレステロールとは善玉コレステロール以外のコレステロール(レムナントと悪玉コレステロールを足したもの)

レムナントや悪玉コレステロールなど、血管に悪さをするコレステロールのことを、 「non-HDLコレステロール」と呼んでいます。文字通り「善玉コレステロール(HDL)ではないコレステロール」という意味です。
non-HDLコレステロールは計算で数値を出すことが可能です。

(総コレステロールの数値)−(善玉コレステロールの数値) =(non-HDLコレステロール)

総コレステロール-善玉(HDL)-悪玉(LDL)=レムナントコレステロール

中性脂肪も問題

中性脂肪とは

主に食物から取得された脂質は、小腸から吸収されて血液中に入り、体内の生命維持活動に利用されますが、使い切れなかった余ったエネルギーは中性脂肪として蓄えられます。
いわゆる、体についたぶよぶよ贅肉、皮下脂肪が中性脂肪です。
中性脂肪は生きていくために必要なエネルギー源なので、中性脂肪イコール悪者ではありません。
しかし、血中の中性脂肪値が高すぎると「脂質異常症」という状態になり、動脈硬化が進む原因となります。
...
中性脂肪が高くなってしまう原因の約90%が食生活や運動習慣、過度の飲酒などの生活習慣といわれています。
生命維持に必要なエネルギーとして「炭水化物」「タンパク質」「脂質」がありますが、エネルギーの消費量以上に摂取すると最終的に中性脂肪として蓄えられてしまいます。
糖質を多く摂ってエネルギーが過剰になった場合や、アルコール摂取(飲酒)をした場合にも蓄えられやすくなります。
...
高くなってしまった中性脂肪を減らすには以下の2つの生活習慣の改善・見直しが重要です。

  • 食事
  • 運動

中性脂肪は脂っこいものや高カロリーな食べ物を摂取しすぎることで体に蓄積される。

コレステロールも中性脂肪も体に必要なもの、 単純に、高カロリーな食べ物を避けて摂取したカロリーは運動で消費してやること。

コレステロール 薬 副作用 コレステロールを下げる薬は飲まない方がいいという説も

コレステロールが高い方が体にいいという説も

「悪玉」でさえ高いほうがいい!

肝・胆機能

総ビリルビン 高い

黄疸が見られる=血液中のビリルビンが基準値より高い場合、ほとんどが肝臓の病気で、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝癌などが疑われます。この場合、ALT、ASTの数値にも異常が見られるはずです。ALT、ASTの数値にあまり変化があらわれない場合は、胆汁の通り道である胆管のどこかに異常がある場合(胆石症、胆嚢癌、胆管癌、膵臓癌など)や、血液の病気の場合(溶血性黄疸など)が考えられます。

黄疸

ビリルビンの数値に異常がある場合は、肝臓障害・胆汁うっ滞・胆道の閉塞などが考えられます。そうした病気を推測する手がかりになるのが黄疸です。

2.黄疸とは
ビリルビンの数値が高くなることで起きる代表的な症状に、黄疸があります。
黄疸とは

ビリルビンは黄色い色素です。そのため、体内のビリルビンの量が過剰になると皮膚などに沈着し、肌が黄色く見えるようになります。こうした状態を黄疸と呼びます。黄疸は肝機能の障害・胆汁の閉塞などのほか、体質性、溶血(血液の破壊)などの原因によって発生するものもあります。

黄色人種である日本人にとっては黄疸がわかりにくいことが多いですが、黄疸は眼球の白目の部分が黄色くなっているかどうかを見て判断します。そのため、黄疸の初期は人から目の黄色さを指摘されることが多いです。また、白い紙が黄色く見える、身体がかゆい、だるいなどの自覚症状が出ることもあります。その場合は、医療機関を受診し、検査をうけることをおすすめします。

総ビリルビン 高い 胆石

ビリルビンとは、古くなった赤血球(※)が壊れるときに生成される黄色の色素のことをいいます。胆汁色素とも呼ばれています。
(※)赤血球は肺から得た酸素を取り込み体の隅々に運ぶ役割をしています
生成されたビリルビンは血液によって肝臓に運ばれて、胆汁の中に捨てられます。
捨てられたビリルビンは胆汁の主成分になり、油を消化しやすくするなどの働きをしています。

肝機能障害や胆管障害などがある場合は、このビリルビンが血液中に漏れ出して増加していきます。正常な場合はごくわずかしか血液中に存在しないビリルビンが増えているとわかった場合は、肝機能などに何か問題が起きていると考えることができます。

総ビリルビンと胆石との関係
総ビリルビンの値が高い場合には、原因の一つとして胆嚢に結石ができている可能性が考えられます。
ビリルビンは胆汁に混ざり、尿や便とともに排出されるものですが、胆管に結石ができて流れが滞っていると、ビリルビンがうまく排出されずに体内に留まってしまうため、数値が上がってしまいます。
総ビリルビンが高いと色素胆石というビリルビンを主成分とした結石ができるのを促進させてしまうことになります。

γgtp

健康診断 γgtp 高い

健康診断 γgtp 高い 運動

胆砂,胆石

膵機能

血清アミラーゼ

膵嚢胞、総胆管結石が原因?

アミラーゼは膵臓すいぞうや唾液腺だえきせんから分泌される酵素でその増加は膵臓や唾液腺の炎症で起ります。血清アミラーゼ値の基準値は 60~200 IU/Lです。

一般的にアミラーゼが高値と言う場合(高アミラーゼ血症)は、急性膵炎、慢性膵炎、あるいは膵嚢胞すいのうほうなどを疑います。特に急性膵炎の重症例では著しい高値になります。

アミラーゼが膵臓から遊離されたものか、唾液腺に由来するものかを見分ける事が出来ます。即ち、アミラーゼのアイソザイムを測定する事です。当然の事ですが、膵臓の疾患では膵型アミラーゼが高くなりますし、逆に唾液腺の疾患では唾液腺型アミラーゼが高くなります。

唾液腺型アミラーゼが高値を示す疾患としては,急性耳下腺炎、唾石、シェーグレン症候群などです。膵型アミラーゼ (基準値、30~95 IU/L ) が高値の疾患は、急性膵炎、慢性膵炎、膵嚢胞、総胆管結石などが挙げられます。

腎機能 尿素窒素 クレアチニン(CRE) eGFR

尿素窒素 クレアチニン 筋肉 運動

クレアチニンとは、筋肉に含まれるクレアチンという物質が代謝されてできる物質で、老廃物のひとつです。
男性と女性の基準値に違いがあるのは、筋肉量の違いによります。

一般的に男性の方が筋肉量は多い為、クレアチニンの値は高くなり、スポーツ選手や欧米人なども筋肉量が多いため、もともと1.0程度である場合も多々あります。
...
しかし、腎臓に何らかの障害があり濾過機能が低下していたり、その後の排管である尿管が閉塞したりしていると、クレアチニンが血液にとどまってしまうため数値が高くなります。
...
また、運動や体調不良で脱水になった場合にも、循環している血液量が減少し、腎臓の濾過装置としての機能がうまく働かなくなり、結果としてクレアチニン値が高くなります。

検査数値をより正しい値にするために、検査前1-2日は激しい運動を控えるようにする。
脱水状態にならないように、きちんと水分補給をした上で検査をする。

といったことに気を付けましょう。
...
クレアチニンの値は、一度上がってしまうと元通りに戻らないことが多々あります。

クレアチニンってなんですか?
筋肉内でエネルギーを蓄えているクレアチンという物質が代謝された老廃物です。
クレアチニンは腎臓でろ過されて尿に捨てられますが、腎臓の機能が低下していると血液中に残り、数値が高くなります。
通常、食事の影響は受けませんが、大量に肉を食べると数値が上がることがあります。

クレアチニンは筋肉量に比例するので、筋肉量が多い男性の方が女性に比べ数値は高くなります。

尿素窒素ってなんですか?
たんぱく質が分解されてできる物質です。たんぱく質は分解されるとアンモニアという人体に有害な物質になりますが、肝臓はこれを無害な尿素窒素に変え、腎臓から排泄されます。
肝臓の機能が低いと、たんぱく質から尿素窒素への変換がうまくいかなくなるため数値が低下します。また、腎臓の機能が低いと尿素窒素が血液中に残るため数値は高くなります。
尿素窒素は直前に食べたものや運動などの影響を受けます。

尿素窒素 クレアチニン アスリート

クレアチニンは筋肉を動かすために必要なアミノ酸の一種、クレアチンをエネルギー源として体が使った後に出る老廃物です。筋肉をたくさん動かせば動かすほどクレアチンが代謝されるため、アスリートやボディビルダーなど筋肉を酷使する人は、このクレアチニンの数値が高くなることがあります。

腎臓病の初期症状は尿検査でたんぱく尿かどうかを判断できますが、血清クレアチニン値は慢性腎臓病の進行度を測るのに役立つもの。腎機能の低下が起こっている可能性が高い確率で疑われるのは、以下の数値となります。

男性…1.1(mg/dl)以上
女性…0.8(mg/dl)以上

腎臓の機能を調べる検査項目のひとつである尿素窒素は、血液中の尿素に含まれる窒素成分で、たんぱく質を代謝したあとの老廃物。尿素窒素は通常老廃物として腎臓でろ過されて尿中に排出されますが、腎臓の機能の働きが低下しているとろ過しきれない尿素窒素が血液中に残ってしまいます。そのため尿素窒素の数値が高い人は腎機能が低下していると診断されます。

腎臓障害以外にはたんぱく質の取りすぎ、大量の消化管出血、甲状腺機能亢進症、悪性腫瘍、脱水症状なども疑われます。一方、数値が低い場合はタンパク質の摂取不足や重症な肝障害、肝不全などが疑われます。

このクレアチニン値が基準値を上回っている場合は腎機能の低下による腎炎、腎不全などの腎疾患のほか、尿路結石などの尿路閉塞疾患、心不全などの病気が疑われます。一方、低い数値の場合は、尿崩症、筋ジストロフィーなどの病気の可能性が疑われます。

eGFRはクレアチニンより計算

eGFRは血清クレアチニン値と年齢と性別から計算できます。

eGFRは血清クレアチニン値から計算されるため、クレアチニンの数値が高い時はeGFRが低くなる。

GFRの数値は90以上が基準値であり、GFRの低いほど腎機能が衰えていることを表しています。特に数値が60未満の場合は腎臓の精密検査、専門医による指導と治療が必要です。

仮に45.0未満になると、慢性腎臓病を意味するCKD(Chronic Kidney Disease)である可能性が高まります。慢性腎臓病は初期段階では自覚症状がないまま、腎機能が低下し続ける病気です。

夜間のトイレの頻度が上がったり、倦怠感、息切れ、貧血、むくみなどが慢性的に自覚できるようになると、すでに慢性腎臓病が進行しています。そのため、このGFRを定期的に確認することが重要になってきます。 ... 腎臓に関する病気は「サイレントキラー」とも呼ばれており、自覚症状が少ないことで知られています。そのため、このようなスクリーニング検査で早期発見することが重要です。

尿素窒素(BUN)

BUNの異常は主に腎からの排泄異常すなわち腎機能を反映しますが、脱水、心不全、食事の蛋白量、消化管出血、肝疾患など腎外性因子にも強く影響を受けます。
また、BUNは糸球体濾過率(GFR)が30%前後に低下してはじめて上昇するといわれるため、腎機能検査のスクリーニングとしてはクレアチニンと併せて測定し、BUNが高値の場合にはBUN/Cre比を計算することにより、腎外性因子の影響の程度を推定でき、診断や治療に役立ちます。

BUN/Cre比
10以上:脱水などの腎外性因子
10以下:低蛋白食、腎透析後

BUNには生理的変動もみられ、性別では男性に比べて女性は10〜20%低値、年齢では小児は成人に比べて低値を示す傾向があり、加齢、特に60歳以上では高値となります。摂食と代謝更新のため、日中高値夜間低値の日内変動を示します。高蛋白摂取時や激しい運動で上昇します。よって、経過を追って厳密な値の変化を知りたい場合は早朝空腹時に採血します。

BUN/Cre比

■BUNが高値となる原因
1.タンパク食などでタンパクが多い場合
2.消化管出血。赤血球が壊れるとタンパク質が放出される。
3.感染症などで筋肉(タンパク)の異化が進む時
4.脱水の時(水の再吸収が増えると同時にBUNも共輸送されて増える)
...
BUN/Crの正常値は10。
20以上は高値。原因も上に述べた4つがメイン。

糖代謝

HbA1c(ヘモグロビンA1c)が高い

腹部超音波

肝臓、すい臓、腎臓に腫瘍があるか、胆のうには胆石などがあるかを調べます。

胆嚢・胆道

胆嚢腺筋腫症,胆嚢腺筋症

胆のうの壁が厚くなる病気で、胆のう炎や胆石症の原因となることがある
胆のう壁の慢性炎症が原因で起こると考えられている

胆のう腺筋腫症とは、胆のう(胆汁を溜めておく袋状の臓器)の壁が何らかの要因によって厚くなる病気です。ほとんどは良性かつ無症状であるため、もし胆のう腺筋腫症と診断されても、心配しすぎることはありません。

胆嚢腺筋腫症と胆嚢腺筋症は同じ?

肝臓

肝内石灰化

肝臓にできたカルシウムの沈着のことをいい、エコーでは白く描出されます。肝臓に過去、損傷、結核、寄生虫、出血などが生じ、現在は治ってしまった場合が大部分を占め、放置しても差し支えありません。

膵臓

膵のう胞性病変疑い

膵臓の中や周辺に体液がたまった袋状のものを膵嚢胞と言い、人間ドックなどの腹部超音波検査で見つかることが多くなっています。
膵嚢胞には腫瘍性と非腫瘍性があり、非腫瘍性の代表は、膵炎の後によくみられ、がんになりません。

以前は、嚢胞の大きさが3センチ以上で、がん化のサインと考えられましたが、今は、大きさだけでは判断が難しいとされています。
この腺がんが、膵臓内や膵臓周辺に広がってくると膵臓がんと診断します。また、膵嚢胞の特徴として、膵管内乳頭粘液腫瘍では、嚢胞のある場所以外に、新たな膵臓がんができる確率が5%とされ、低くないことが分かってきました。
以上のことから、膵臓に嚢胞がある場合には、最初にCT(コンピューター断層撮影法)、MRI、超音波内視鏡による精密検査を行い、嚢胞が1センチと小さければ年に1回、3センチ以上なら、半年から1年に1回、同様の検査をお勧めします。

腎臓

両腎石灰化 左腎嚢胞

腎石灰化

腎実質に、カルシウムが沈着した状態です。炎症性など様々な原因で石灰化がみられます。そのほとんどは良性所見であり、放置しても差し支えありません。

腎嚢胞

液体が貯留した袋状の病変です。単発あるいは多発し、加齢とともに発生頻度が増加します。良性病変で、放置してもよいのですが、嚢胞が大きく、周辺臓器への圧迫症状や破裂の危険性がある場合や、水腎症をきたす場合(傍腎盂嚢胞)などは治療(外科的手術など)の適応となることがあります。

100%では無いが、腎石灰化と腎嚢胞はほっといても問題ないみたい。

腫瘤,腫瘍,良性腫瘍,悪性腫瘍 そして癌

腫瘍と腫瘤のちがい

腫瘤=いわゆる”しこり”で、腫瘍は細胞が増殖して(普通には無いところに)つくった「こぶ、塊」のこと
腫瘍=ある細胞が「自律性」に(つまり勝手に)無制限の分裂、増殖をなし、量的に増大するもののことを言います。
腫瘍の中にも良性と悪性の種類があり、良性のものは特に害がなければ放っておいても構いません。逆に悪性の腫瘍はがんと診断されますので、早期に治療が必要です。
良性腫瘍=怪我のときのうみのようなもの
悪性腫瘍=癌などの浸潤、転移などを呈して宿主に重大な障害(死亡)を与えるもの
癌=悪性腫瘍のうち、上皮細胞(皮膚、食道などの扁平上皮や胃、大腸、膵、乳腺などの腺上皮)が悪性化したものを言います。

生検(生体検査)

がんであると診断するためにはがん細胞を見つける必要があり、そのためにはがん細胞の存在を調べる細胞診や生検を行う必要があるのです。 ... 細胞診(さいぼうしん)とは、採取した痰(たん)や尿などの検体中にがん細胞があるかどうか調べる検査です。 ... 生検(せいけん)とは、がん細胞の疑いがある細胞を、直接針やメスで採取し顕微鏡などで調べる検査です。組織診と呼ばれることもあります。

膵臓腫瘤

■肝内に径3cmの腫瘤を認め、エコー下針生検を施行したところ、病理組織は肝細胞癌(悪性腫瘍)であった。
■肝内に径3cmの腫瘤を認め、エコー下針生検を施行したところ、病理で膿瘍(怪我のときのうみのようなもの)と判明した。
というような例文が正しいのです。
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腫瘤というのは、患部を観察したところ、「腫れ物」あるいは「かたまり状の病変」がある場合の、病変の呼び名です。
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腫瘍とは、身体を構成している細胞が何らかの原因(遺伝子の異常など)によって、自立的・不可逆的に増殖して、宿主(腫瘍を持っている本人)に障害をもたらす病態のことです。
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腫瘍とは、身体を構成している細胞が何らかの原因(遺伝子の異常など)によって、自立的・不可逆的に増殖して、宿主(腫瘍を持っている本人)に障害をもたらす病態のことです。

膵臓がん

【膵臓がんのリスク】
・家族に膵臓がんになった人がいる
・糖尿病である
・肥満(BMI30以上)である
・慢性膵炎である
・遺伝性膵炎である
・膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)がある
・喫煙習慣がある など

膵がんを疑う症状

黄疸(皮膚や白目が黄色化する)。
上、中腹部および背部の疼痛。
原因不明の体重減少。
食欲低下。
疲労。

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