続医療保険 - 医療保険って必要?そして先進医療特約は?

初回公開:2018/06/17
最終更新:2018/09/09

前回に続いて、医療保険に加入すべきかどうかを検討。

【 目次 】

医療保険 メリット デメリット

医療保険のメリット,デメリットは?

3.貯蓄で賄えることもある
公的医療保険には、1カ月の医療費が一定額を超えると超えた部分が戻ってくる「高額療養費制度」があります。この制度により、医療費が極めて高額になることはあまりない(注)ので、収入や資産状況によっては、貯蓄等で賄えます。貯蓄等であれば、すぐにお金を用意できますが、医療保険では給付金を受けるために保険会社に請求をする必要があり、給付金を受け取るまで時間がかかる場合もあります。
(注)ただし、先進医療を受けた場合は技術料が全額自己負担になり、医療費が高額になることもあります。

医療保険 必要

医療保険って必要なの

医療保険が必要な人

  • 現在貯蓄があまりできていない人
  • 小さなお子様がいる人
  • 入院したときに不安な人
  • 自営業の人

不要な人

  • 貯蓄が十分ある人
  • 払込保険料よりも給付を受けれないと思っている人
  • 会社の福利厚生により保障が十分な人

医療保険が不要な人

  • 貯蓄が十分にある人
  • 資産家
  • 損をしたくない人、経済合理性を重視したい人

医療保険が必要な人

  • 急な医療費などがあると日常生活に影響がある人
  • 手厚い医療を受けたい人
  • 重い病気やけがになったときのことが不安な人
  • 保険という仕組みで安心したい人

【医療保険が必要ない方】
■不動産収入などの不労所得があるため、その程度の支出増は家計に響かない
■半年〜1年程度、この程度の出費が続いても貯蓄で十分まかなえる
■親や身内などの支援が期待できる
■勤務先の福利厚生がしっかりしており、支出増はそちらでカバーできる

【医療保険が必要な方】
■十分な貯蓄額(たとえば、半年から1年程度の治療期間に耐えられる額)がない
■いざというときの支援を期待できる相手がいない
■勤務先の福利厚生が十分ではなく、それだけでは入院時の費用をカバーできない

高度な医療技術のうち、厚生労働大臣が認めたもとを「先進医療」といいます。
大学病院や医療研究機関などで先進医療の研究・開発が行われており、たとえばがん治療における重粒子線治療や陽子線治療などが先進医療に該当します。

高額療養費が大々的に改悪される状況は、日本がいよいよ「詰み」へと向かう状況であり、許容できない高インフレが進行している可能性が高いです。1入院5000円・1万円といった医療保険はあまり役に立たなくなっているでしょう。
それを本気で心配してリスクヘッジするならば、医療保険加入よりもインフレリスク・円安リスクのヘッジに本格的に取り組んだ方がいいでしょう。

医療保険で元が取れるには?

医療保険は金銭的に元が取れるような加入の仕方をするには適していません。病気や怪我を負った時に経済的に負担がかかることなく治療に専念できるように加入するものです。貯蓄でまかなえる限りは貯蓄で、家計を圧迫する状況になった際役に立つ契約をすることをおすすめします。

そうだね。30歳の男性が月払保険料3,280円のプラン
(保険料は2013年に本記事を最初に作成した時点のもの)に加入したとする。仮に80歳まで生きたとすると、50年間で支払う保険料は約200万円だ。

なるほど。そしたら支払った200万円の元をとるにはどれくらい保険を使えばいいの?
雨上がり決死隊の宮迫さんのように、胃がんで20日間ほど入院し手術もした場合で、受け取れるお金は40〜60万円程度だ。仮に60万円受け取れたとしても、それを3回繰り返してもまだ200万円には届かない。4回繰り返すと240万円もらえるのでようやく少しだけ得になる。といってもわずか40万円だ。

総合すると、医療保険に入るよりは、若い内にせっせと貯金をして、医療費用に200万円くらいプールしていた方が医療保険に入るよりよっぽどお得。

がん 保険 必要

「いつかは自分も罹患する、そう考えるくらいがちょうどいい。
ただし、がんでも、治療費用はそれほどかかりません。
データによれば、実際にはがん経験者の3人に2人の割合で50万円から100万円程度の出費で済んだと回答しています。
一方で、がん未経験者の半数以上が300万円以上かかると心配しています。ここにも情報格差があるわけです」
...
がん保険によって大きな違いがあるのは、診断給付金が何回支払われるかということだ。1回きりのもの、がんと診断される限り2年に1回、5年に1回などといった違いがある。
...
「『自家保険』として300万円程度の資金を貯蓄しておきたい。
若くて貯金がない人は、お金が準備できるまでのつなぎ手段として民間医療保険を位置づけることができる。

医療用のお金が150万円あればがん保険はいらない
...
「先進医療を受けるには数百万円のお金がかかるから、先進医療も保障される保険に入った方がいい」、といったセールスもよく耳にします。
しかし、先進医療とは効果があるかどうかが実証しきれていない治療法であり、実際に先進治療がおこなわれることはまれです。
...
150万円程度を医療費として確保しておくことができ、がんやその他の病気で使ったらすぐに補てんでき、つねに150万円程度をキープできればいいですが、それが難しい場合は、がん保険への加入を検討するとよさそうです。

先進医療特約 必要

がん 保険 先進医療

ややこしい事に「がん保険の先進医療特約」と「医療保険の先進医療特約」という異なる先進医療特約が存在する。 「がん保険の先進医療特約」は、がんに対する先進医療のみが対象、 がんに関する以外の先進医療も必要と考えるなら「がん保険の先進医療特約」ではなく「医療保険の先進医療特約」を選択すべし。

  • がん保険の先進医療特約は必要? | 保険相談サロンFLP

    しかも、がん先進医療特約の保障の対象は、がんに関わる技術のみです。 がん以外の病気で先進医療を受けても保障されません。 ですから、医療保険で先進医療特約をつけて、がん保険のがん先進医療特約はつけないという考え方もあります。

医療保険 先進医療のみ

実業家や医師、士業といった、比較的富裕層と呼ばれる方々は、豊富な資産を持っているため、日額10,000円や数十万円の手術給付金などのために、毎月保険料を支払う必要がある医療保険は不要であると言われています。
しかし、医療保険自体が不要であっても、先進医療の備えが欲しいがために、富裕層と呼ばれる方々も医療保険に加入するケースが多いようです。
先進医療だけの保険「リンククロス コインズ」は、不要なものをセット販売で購入しなければいけなかった先進医療保障を、単体で持つことができるため、無駄な医療保障にわざわざ加入する必要がなくなり、ニーズをピンポイントで叶えてくれる商品なのです。
「リンククロス コインズ」の契約内容
性別・年齢問わず、保険料は毎月「500円」になります。
保険期間は1年ごとの更新型となっていますが、保険料が上がることはなく、契約を続ける限り保障は一生涯持つことができます。
1年ごとの更新型となっているため、保険料の短期払いは不可になります。
契約可能年齢は20歳〜69歳までとなっており、保険料払込方法は、「クレジットカードのみ」と「月払いのみ」となっていることにご注意ください。
介護・医療保険料控除の対象にもなっているようです。

医療保険の先進医療特約は毎月100円ですみ、「リンククロス コインズ」は500円と割高。
しかし、医療保険は年齢がアップするとともに、見直し,保険料もアップする。
医療保険そのものの保険料の高さを考慮すると、「リンククロス コインズ」の先進医療のみの保険は、69歳までに加入しておけば一生涯保険料が毎月「500円」で変わらないとすれば、10年間で6万円で先進医療に備えることができるのは魅力的に見える。
先進医療を受ける可能性はものすごく少ないのだが。

実はセゾンカードには月300円を支払う事によって色々なオプションを付加出来ます。その中に「先進医療特約」が存在します。
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月100円で2,000万円の保障が民間の医療保険に存在しますが、セゾンカードでは300円で100万円と比較すると保障内容が少なく保障内容が薄いと感じますが、100万円の保障額を月々300円で掛ける事が出来ると考えれば安いです。
...
セゾンカードの費用はもちろん無料です。

選択肢のひとつではあるが、100万円の保障額がネックのような。

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