Luaメモ for Windows - 窓からお月見
何にでも手を出してしまい、結局、どれもこれも中途半端に終わってしまう愚鈍人であるが、 Nyaosでluaが使えるという事で、Luaについても調べて見た。
Luaの特徴
- スクリプト言語である。
- 高速(スクリプト言語としてはという意味だと思うが)
- 汎用、つまり普通のプログラム言語でできる事は概ねなんでもできる。
- あらかじめ他のシステムに組み込まれる事を想定して開発されており、自作のシステムにマクロ言語として組み込む事が容易。
これがLuaの最大の売りでは?今後、いろんなソフトにLuaが組み込まれてくると使う機会も増えてくるのでは。 - 関数型言語,データ駆動型(データ駆動 - Wikipedia)の要素もある。
シンプルだがPerlとかと比べるとスクリプト言語としてはそれほど強力ではないように思う。
出生
- 原産地
- ブラジル
- 生みの親
- リオデジャネイロ・カトリカ大学情報工学科コンピュータグラフィックステクノロジーグループ TeCGraf
- 名前の由来
- Luaという言葉はポルトガル語の月を意味する。
Lua for Windows の インストール
LuaをWindowsへインストールし、hello worldを表示する - Symfowareを参考にインストール。
開発環境
「スタートメニュー」より「Lua」→「Lua (Command Line)」を選択すると対話モードで実行できるが、インストールプログラムでLuaの実行ファイルにパスがとおっているので、普通はエディタでソースコードを編集してコマンドラインより「lua ソースファイル名」で実行する。
SciTE
インストーラにSciTEというエディタ(?)が一緒にインストールされる。
「スタートメニュー」より「Lua」→「SciTE」を選択すると起動する。
エクスプローラーより拡張子「.lua」のファイルを選択し、マウスの右クリックメニューで「Edit Script」にてSciTEでスクリプトを開く事もできる。
print("Hello World")などの適当なLuaのプログラムを記述して拡張子luaを付けて保存する。
エディタ上でLuaの編集中のプログラムの実行(F5キー)やDebugメニューによりステップ実行ができる。
「SciTE」の日本語化についてはぽこつん研究所 ? SciTEを日本語化するを参照。
SciTEにもLuaが組み込まれており、SciTEを使ってLuaの開発ができるが、また逆にLuaを使ってSciTEをカスタマイズする事ができる。
実験記録 No.02:SciTEを参照。
脱線SciTE
SciTEについて調べていたらAutoIt!と言う単語に見かけた。
何かと思ったらGUIアプリの自動操作ができるスクリプト言語らしい。
にょろぷにらん | [MEMO] AutoIt! で簡単GUI &アプリ自動操作を参照。
Lua Development Tools
「Lua Development Tools」というeclipseベースのIDEがあるという事で、これも入れてみた。
インストールは簡単。
Koneki - Lua Development Tools, an IDE for the Lua programming languageよりダウンロードして、解凍するだけ。
LuaDevelopmentTools.exeを実行するだけ。
Nyaosからluaを実行
NyaosというMSDOSコマンドプロンプトをもっと強力にした「コマンドラインシェル」がある。
Nyaosにはluaが組み込まれておりNyaosのマクロ言語としてluaが使える。
このため、「Lua for Windows」をインストールしなくてもNyaoがインストールされていれば、Nyaoのコマンドラインからluaプログラムを実行できる。
Luaの学習
Lua参考サイトについてはいろいろありすぎて、どのサイトがいいのかまだまとめきれていないのだが。
まずは「Lua入門講座」が入門編としてよくまとまっており簡単でわかり易い。
手っ取り早く、どんな構文かしりたいなら、 「良いもの。悪いもの。: Lua基礎文法最速マスター。」
ひととおりLuaの言語について知りたいなら
産業技術総合研究所の「Beginning Lua」や Luaリファレンスマニュアルの日本語訳Lua 5.2 リファレンスマニュアルなどがいいかな。